症状から2つの病気の疑いがあります。

自然と消えるあざ、心配なあざ

おむつかぶれ

自然と消えるあざ・心配なあざ

あざにはいろいろな種類があります。ほとんどは自然に目立たなくなり、消えることはなくても心配のないものが多いのですが、気になる場合は専門医に相談してみましょう。

赤いあざ

顔の中心近くに出る赤いあざ(サーモンパッチ)、うなじや後頭部にできる赤いあざ(ウンナ母斑)、境目のはっきりした赤い平らなあざ(単純性血管腫)、赤くふくらむいちご状血管腫があります。

青い・うす茶色のあざ

おしりや背中にうっすらとできる青い蒙古斑(もうこはん)は自然に消えます。顔の片側にできる青いあざ(太田母斑)、薄茶色のあざ(扁平母斑)は消えにくいものです。

黒いあざ

小さいものは、いわゆる「ほくろ」です。黒あざ(色素性母斑)の中には悪性化する場合もあります。手足や体にカフェオレ色のあざがたくさんあるときは、レックリングハウゼン病という遺伝性の病気の可能性もあります。

自然に消えるものとそうでないものは、専門医に見極めてもらいましょう。

病気と関係ないあざは、そのままにしておいてもかまいませんが、レーザー治療などで目立たなくすることもできます。

おむつかぶれ

おむつに包まれた部分が赤くなり、発疹がでる、ただれるなどの症状がでます。接触皮膚炎の一種です。

おしっこやうんちに含まれるアンモニアや酵素などの物質が皮膚に刺激をあたえ、炎症をおこします。おむつの繊維やゴム、洗剤などが刺激になることもあります。

おむつがあたるところが赤くなり、ブツブツとした発疹ができたり、ただれたりして痛がります。

軽いおむつかぶれなら、家庭でのケアを十分にしましょう。治りにくい場合には小児科か皮膚科を受診し、炎症をしずめる塗り薬によって治療します。おむつは、できるだけこまめにかえてあげることが大切です。うんちのときは、刺激がないおしりふきを使ったり、シャワーで洗い流して、常に清潔を保ってあげましょう。

股のくびれ、しわの中まで赤くなっている場合は、カンジダ菌(カビの一種)による皮膚炎の可能性もあります。自己判断せず、小児科または皮膚科を受診しましょう。