症状から2つの病気の疑いがあります。
インフルエンザ 毎年、A型、B型の2つの株が秋から春先にかけて流行します。A型が先に、続いてB型が流行します。お子さまがインフルエンザになった場合、症状が重くなったり、他の病気を併発する危険もあります。 インフルエンザウィルスによって、人から人へと感染します。年によって、ウィルスの形が変化する特徴をもっています。まず、普通のかぜのような熱・鼻水・咳などがみられますが、高い熱が出たり、頭痛や筋肉の痛み、関節の痛みなど全身の症状が強くなってきます。 安静が第一です。小さいお子さまは、発熱や下痢などのために脱水症状をおこしやすいので、こまめな水分補給を心がけましょう。また、解熱剤と脳症の関係が指摘されているため、解熱剤処方の際は医師に相談してください。 予防接種は100%の予防にはなりませんが、症状が軽くてすむことが多いようです。 |
かぜ症候群 お子さまが発熱する原因として代表的な病気で、鼻やのどなどに急性の炎症がおこります。こじらせると肺炎をおこす可能性もあるため、注意が必要です。 ほとんどがウィルスによるものですが、マイコプラズマなどウィルスと細菌の中間の特徴をもつ病原体が原因となる場合もあります。発熱、鼻水、のどの痛み、咳、頭痛などの症状がみられます。嘔吐(おうと)や下痢をともなう場合もあり、季節や体調によって症状の出方はさまざまです。 こまめに水分をとって、安静にさせることが基本です。冬場は部屋の湿度や換気にも注意しましょう。 |